胸やけでお困りの方へ
お伝えしたいこと
- 胸やけの大半は胃酸の逆流が原因と言われています
- 胃酸過多と逆流にアプローチします
- 生活習慣の修正でも症状が改善します
- 胃酸の分泌を抑える薬(内服薬)で症状が改善します
- 内視鏡検査で粘膜障害の程度や腫瘍のリスクの評価をお勧めします
- 胃酸の逆流が原因でない胸焼けもあります
胸やけの大半は胃酸の逆流が原因と言われています
胸やけでお困りの方の原因の大半は逆流性食道炎によるものと言われております。胃酸の逆流によって食道に炎症が生じる疾患です。『胃酸過多』と『逆流しやすい』状況を改善する事で炎症を緩和することができます。逆流による症状は胸やけ、胸痛、咽頭痛、咳などさまざまです。
生活習慣の修正で症状が改善します
上図で示した通り『喫煙、脂っこいもの、甘いもの、柑橘類など』は胃酸過多の要因になり、『肥満、早食い、脂っこい食事、食べてすぐに横になるなど』は逆流の要因になりますので改善できる点は改善をお勧めします。
夕食後寝るまでに4時間ほどは間をあける、上体を少し起こして寝る、左側を下にして寝るなどは症状を改善する可能性があり試してみたいところです。
胃酸の分泌を抑える薬(内服薬)で症状が改善します
生活習慣是を修正しても症状が改善しない場合も多く、継続的に服薬している方や調子を崩したときに服薬する方がいらっしゃいます。服薬の効果があっても生活習慣病の予防になるので生活習慣の修正は無理ない範囲で継続をお勧めいします。
内視鏡検査で粘膜障害の程度や腫瘍のリスクの評価をお勧めします
胃酸の逆流による粘膜障害の程度や腫瘍のリスクの評価の目的もあり、しばらく検査をしていないという方は内視鏡検査もご検討ください。頻度が非常に多いわけでありませんが、胃酸逆流が原因ではないない胸焼けもあるのでそれらを確認することもできます。
当院の内視鏡検査について知りたい方は
胃酸の逆流が原因でない胸焼けもあります
生活習慣是正や投薬で症状が改善しない場合、胃酸逆流の関与が少ない可能性があります。内視鏡検査で診断可能なものもありますので、胃酸抑制の薬剤で効果がなく困っている方はご相談ください。
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